我が家の小さなビオトープへようこそ!
「自然の生き物を育てるビオトープだから、水道水より雨水のほうがメダカに良さそう!」と思いますよね。
外で飼育するビオトープですが、雨水は勝手に入ってしまいます。
実は、現代の雨水はそのままビオトープに使うのはリスクが高く、あまりお勧めできないそうです。
今回は、なぜ雨水がビオトープによくないと言われるのか、その理由と、どうしても雨水を活用したい場合の対策を分かりやすく解説します。
「雨水=キレイ」は大間違い?知っておきたいリスク

自然の恵みである雨ですが、現代の環境ではビオトープの生き物たちにとって有害な成分が含まれていることがあります。
① 大気中の汚染物質が混ざっている
雨は空から降ってくる途中で、空気中のチリとホコリ、車の排気ガス、工場の煙に含まれる化学物質を巻き込んできます。特に「降り始めの雨」は、空気中の汚れをごっそり吸着しているため非常に危険です。
② 酸性雨による「pHショック」
日本の雨は、環境問題でも耳にする「酸性雨(一般的にpH5.0前後)」であることが多いです。
メダカやミナミヌマエビなどは「弱アルカリ性~中性」の水を好むため、雨水が大量に入ると水質が急激に酸性へと傾き、「pHショック」を起こして病気になったり、最悪の場合は全滅してしまったりすることがあります。
③ 屋根や雨樋の恐ろしい汚れ
雨水タンクを利用して雨水を溜める方もいますが、屋根や雨樋を伝った水をキャッチしていませんか?
そこには鳥の糞、虫の死骸、苔、溜まったゴミなどがびっしり。それらが溶け込んだ雨水をビオトープに入れると、病原菌が繁殖したり、水が急激に富栄養化してアオコやコケが爆発的に増える原因になります。
基本はやっぱり「水道水の汲み置き」が一番安全
ビオトープの水足しや水換えには「水道水を1~2日ほど汲み置きしたもの」や、「カルキ抜き剤を使用する」を使うのが一番安全で確実です。
カルキ抜き剤を使用した水でも温度調整をするために半日経ってから使用するといいと思います。
ゲリラ豪雨などで「自然に雨が入る」のは大丈夫?
「バケツで雨水を足すのはダメでも、勝手に雨が降り注ぐのは大丈夫なの?」と疑問に思いますよね。
結論から言うと、ある程度大きな容器(大型のタライやプランターなど)で、水量が十分に強ければ、多少の雨が直接入るくらい神経質にならなくても大丈夫のようです。
ただし、梅雨時期や台風などで連日大量の雨が入りそうな時に、水質や水温が急変するのを防ぐため、波板などでフタをしてあげると安心です。
雨水は「正しく付き合う」のが正解
ビオトープに雨水をそのまま入れるのはリスクがありますが、仕組みを理解して対策をすれば、上手に付き合うことも可能です。
大切なメダカや水生植物たちが元気に暮らせるよう、水換えの基本は安全な「汲み置きの水道水やカルキ抜き済みの飼育水」を使いつつ、雨の多い既設はフタやカキ殻で上手にビオトープを守りたいなと思います。
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